保育園ランキング(東京)の掲載基準、計算方法の詳細

「保育園ランキング」(令和5年度、認可・認証保育園)の掲載基準、計算方法の詳細はこちら
「保育園ランキング」(令和4年度、認可外保育園)の掲載基準、計算方法の詳細はこちら

「保育園ランキング」(令和5年度、認可・認証保育園)の掲載基準、計算方法

「保護者の評判が高い保育園ランキング(東京、令和5年度)」の掲載基準、計算方法

 東京都が発表している「東京都福祉サービス第三者評価」の保育園データをもとに、独自の評価基準を作成して、ランキングを作成した、当サイトオリジナルのコンテンツです。 「第三者評価」とは、保育園とは関係のない第三者評価機関が、第三者の立場から、保育園の運営状況、保育の質などを評価したものです。保育園への立入調査、園長、保育士へのヒアリングを行う他、全保護者にアンケート調査を行っているので、保護者の評価、感想、意見も考慮してます。

・ランキングの対象は、東京都の認可保育園・認証保育園で、東京都福祉サービス第三者評価の評価を受けており、利用者調査の利用者総数が18人以上、有効回答数が18人以上あるものとしました。
第三者評価は、令和元年度<平成31年度含む>〜令和4年度の一部<2022年10月時点で発表済みのもののうち、最も新しい評価を利用しました。 その結果、ランキングで掲載しているのは、3122保育園です。約8割の保育園をカバーしています。

・ランキング作成にあたり、第三者評価の内容を、分かりやすく点数化しました。1000点が満点です。点数の内訳は以下の通りです。
(1)「サービス力」450点
(2)「安心・快適性」350点
(3)「要望への対応力」150点
(4)「組織運営力」50点

それぞれの詳細は以下の通りです。

(1)「サービス力」450点
 保護者が回答した「利用者調査」のうち、サービス力に関する質問(利用者調査の問1,2,3,4,5,7,8,10)について、各質問50点として点数化(採点方は下記※1を参照)。また、第三者評価機関による「サービス評価」項目について、50点満点で点数化(採点方法は下記※2を参照)。

(2)「安心・快適性」350点
「利用者調査」のうち、安心力、快適性、利用者個人の尊重などに関する質問(利用者調査の問6,9,11,12,13,14,15)について、各質問50点として点数化(採点方は下記※1を参照)。

(3)「要望への対応力」150点
「利用者調査」のうち、不満・要望への対応力(利用者調査の問16,17)について、各質問50点として点数化(採点方は下記※1を参照)。また、利用者調査の回答率を30点として点数化(回答率100%なら、30点、回答率0%なら0点として、回答率が高まるほど点数を高くした)。また、適切な調査回収法を採用したか(保護者が、第三者評価機関に直接回答用紙を郵送できるとの記述がある)については、20点または0点として点数化した。

(4)「組織運営力」50点
 第三者評価機関による「組織マネジメント評価」項目について、50点満点で点数化(採点方法は下記※3を参照)。

※1、「利用者調査」の各設問については、「はい」(50点)、「どちらともいえない」(25点)、「いいえ」(0点)、無回答・非該当(除外)として、有効回答における平均点を割り出しました。有効回答者全員が「はい」であれば50点となり、有効回答者全員が「いいえ」であれば、0点となります。小数点以下については、四捨五入しているため、同じ点数でも順位が違う場合があります。
「利用者調査」のうち、点数化に使った設問は以下の通りです。
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
6.安全対策が十分取られていると思うか
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
10.職員の接遇・態度は適切か
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
16.利用者の不満や要望は対応されているか
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

※2、第三者評価機関による「サービス評価」項目については、50点満点とし、「×」がついている項目数×10点を減点しました。最高50点、最低0点です。(年度、認可・認証の違いにより項目内容が一部違っているため、共通の項目について、×の数で点数化しました)
 第三者評価機関による「サービス評価」項目については、以下のような設問について、第三者評価機関が○、×で評価しています。「サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している」「発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう支援を行っている」「子どもが興味を持ち、自ら進んで取り組めるような行事等を実施している」「保護者同士が交流できる機会を設けている」など。

第三者評価機関による「組織マネジメント評価」項目については、50点満点とし、「×」がついている項目数×10点を減点しました。最高50点、最低0点です。(年度、認可・認証の違いにより項目内容が一部違っているため、共通の項目について、×の数で点数化しました)
 第三者評価機関による「組織マネジメント評価」項目については、以下のような設問について、第三者評価機関が○、×で評価しています。「事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を明示している」「利用者の意向をサービス向上につなげることに取り組んでいる」「事業所の人材育成計画と職員一人ひとりの意向に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している」「福利厚生制度の充実に取り組んでいる」など。

「保育士が働きやすい保育園ランキング(東京、令和5年度)」の掲載基準、計算方法

 東京都が発表している「東京都福祉サービス第三者評価」の保育園データをもとに、独自の評価基準を作成して、ランキングを作成した、当サイトオリジナルのコンテンツです。

・ランキングの対象は、東京都の認可保育園・認証保育園で、東京都福祉サービス第三者評価の評価を受けており、組織マネジメントまたは利用者調査がない保育園を除外しました。
第三者評価は、令和元年度<平成31年度含む>〜令和4年度の一部<2022年10月時点で発表済みのもののうち、最も新しい評価を利用しています。 その結果、掲載しているのは、3318保育園です。約8割の保育園をカバーしています。

・ランキング作成にあたり、第三者評価の内容を、分かりやすく点数化しました。1000点が満点です。点数の内訳は以下の通りです。
(1)「職員の採用・育成」200点
(2)「職員のやる気向上」200点
(3)「組織マネジメント」400点
(4)「保護者の満足度」200点

それぞれの詳細は以下の通りです。

(1)「職員の採用・育成」200点
 第三者評価機関による「組織マネジメント評価」項目のうち、職員の採用・育成に関する項目について、満点は200点、×の項目があるごとに50点マイナスとし、最低点は0点とした。項目としては、「事業所の人事制度に関する方針(人材像、職員育成・評価の考え方)を明示している」など8項目について、実施状況を○または×で評価している。

(2)「職員のやる気向上」200点
 第三者評価機関による「組織マネジメント評価」項目のうち、職員のやる気向上に関する項目について、満点は200点、×の項目があるごとに50点マイナスとし、最低点は0点とした。項目としては、「事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価・報酬(賃金、昇進・昇格、賞賛など)が連動した人材マネジメントを行っている」など7項目について、実施状況を○または×で評価している。

(3)「組織マネジメント」400点
 第三者評価機関による「組織マネジメント評価」項目のうち、「1. 経営・職員の一体感」「2. 課題・ニーズの把握」「3. 実践的な計画策定」「4. 法令遵守」「5. 利用者の権利擁護」「6. 地域との交流」「7. リスクマネジメント」「8. 情報管理」の8項目について、それぞれ満点は50点として採点。×の項目があるごとに25点マイナスとし、各項目の最低点は0点とした。(年度、認可・認証の違いにより項目内容が一部違っているため、共通の項目について、×の数で点数化しました)。
項目としては、「全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる」「透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる」「事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている」などについて、実施状況を○または×で評価している。

(4)「保護者の満足度」200点
 200点のうち30点については、第三者評価機関による「サービス評価」項目について、30点満点で点数化。全年度で共通の項目について、×の項目があるごとに15点マイナスとし、最低点は0点とした。
 200点のうち170点については、保護者が回答した「利用者調査」17問について、それぞれ10点満点×17問=170点で点数化。「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答・非該当」の回答のうち、「はい」と答えた人数を利用者総数で割った比率に10点をかけてものを点数として、17問の点数を合計した。

「保育園ランキング」(令和4年度、認可外保育園)の掲載基準、計算方法

「おすすめ認可外保育園・評価一覧(令和4年度版)」の掲載基準、計算方法

「おすすめ認可外保育園・評価一覧」は、東京都内にある約1300の認可外保育園を対象として、東京都福祉保健局など行っている認可外保育園(ベビーシッターなどを除く)に対する「立入調査」の結果をもとに、独自の評価基準を作成して、認可外保育園を評価した、当サイトオリジナルのコンテンツです。

認可保育園に入れることができず、さらに東京都であれば独自の制度である「認証保育園」に入れることもできない場合、いわゆる「認可外保育園」に子どもを預けるケースがあります。しかし「認可外保育園」は、「認可保育園」に比べると死亡事故等が多いと言われている一方で、小規模な施設が多いため情報も非常に少なく、認可外保育園選びが非常に難しいというのが実態です。

(なお、認可・認証保育園の場合、第三者評価機関が施設を評価した「第三者評価」が貴重な評価データになりますが、認可外保育園はほとんどの施設が第三者評価を受けておらず、小規模な施設が多いためにデータに偏りが起きやすいため、あまり利用できません)

そこで、東京都などの立入調査データをもとに、認可外保育園の評価付けをしました。 立入調査では、子どもを保育するのにふさわしい内容や環境を確保しているかを確認しています。運営関係では、「職員が適正な人数配置されているか」「在籍児童に見合う基準面積が確保されているか」などをチェック。さらに、保育内容関係では、「児童の健康状態の把握が適正になされているか」「アレルギー児等の児童の状況に応じた食事の提供が適正に行われているか」「乳幼児突然死症候群の予防及び睡眠中の事故防止対策は徹底されているか」などについてチェックしています。すべて、子どもを預かる施設としては最低限守らなければならない内容ばかりであり、すべてクリアするのが当然という内容です。

しかし、立入調査を受けた結果、文書で何らかの指摘を受けた認可外保育園は、61.9%にものぼります(令和2年度)。それだけに、認可外保育園を利用する際は、必ず立入調査のデータをチェックすべきです。

なお、原則として全ての認可外保育園に立入調査が入ることになっていますが、自治体に人員・予算等に制限があるため、全施設に立ち入り調査は行われていません。令和元年度立入調査(実地検査)実施状況をみると、22.3%しか立入調査が実施されていません。そこで、今回の評価では過去4年分の立入調査データをもとに評価付けをして、なるべく多くの認可外保育園を評価対象としました。 立入調査がなかった認可外保育園については、「立入調査なし」として、評価対象外にしています。

・評価の基準は以下のとおりです。

★★★★★(5点) 立入調査で指摘なし
★★★★(4点) 立入調査の指摘事項4以下
★★★☆☆(3点) 立入調査の指摘事項8以下
★★☆☆☆(2点) 立入調査の指摘事項9以上
☆☆☆☆(1点) 特別立入調査あり 立入調査なし
※評価5、評価4については「認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書」及び「運営状況報告書」が必須とした。 ※評価4については、指摘事項について、すべて「是正済み」を必須とした。 ※評価3については、指摘事項について、すべて「是正済みor是正中」を必須とした。 ※評価2については、評価5,4,3には該当しないが、評価1(特別立入調査あり)ではない施設を含む。

・立入調査については、過去4年分の立入調査をもとに評価。平成30年度(2018年度)〜令和3年11月(2021年11月)を対象期間とします。2021年11月時点取得のデータに基づきます。 立入調査は従来、東京都福祉保健局が担当していましたが、現在は、世田谷区、江戸川区、八王子市、港区、荒川区については、各市区町村に業務が移管されています。なお、過去の立入調査の公表範囲が自治体によって違うため、過去4年分の立入調査データが全て公表されていません。平成30年度、平成31年度については、当サイトが過去に東京都福祉保健局の立入調査ページで取得したデータを追加しています。令和2年度は、港区が過去データを公表していないため、取得できませんでした。令和3年度については、東京都福祉保健局、世田谷区が途中経過を公表していますが、他の市区町村は公表していません。