保育園見学は絶対必要!経験からわかった見学のポイントとは?

保育園見学は絶対必要!経験からわかった見学のポイントとは?

 「保育園を見学しても、選べるわけじゃないし……」と保育園見学をせずに、申し込む方も多いようです。しかし、保育園は我が子が1日を過ごす大切な場所。ホームページの情報だけでなく、ぜひ保育園へ見学に行ってほしいと思います。ここでは、保育園ママだった私の経験からわかった、保育園見学のポイントをご紹介します。(フリーライター・山本初美)

保育園見学をするなら「公立」「私立」の2種類を選ぼう

 保活をはじめると、認可保育園の中でも、我が子を預けたいと思う保育園がいくつかでてきますよね。まずは、その中から「公立」と「私立(民間)」の保育園を選んで、見学に行くことをお勧めします。というのも、公立と私立は運営母体が大きく違い、公立の保育園は自治体が運営、私立の保育園は、社会福祉法人や株式会社、学校法人など様々な団体が運営しているからです。公立と私立の保育園を見学すれば、それぞれの特徴や違いもわかり、我が子を預けたいと思う保育園や保育方針などがみえてくるはずです。

 公立保育園の場合、同じ地域であれば、どことなく保育園の雰囲気は似ている傾向にあるので、見学するのは家から一番近い保育園でいいと思います。一方、私立保育園の場合、運営母体の多くは「社会福祉法人」と「株式会社」にわかれているので、できれば両方の保育園を見学するといいでしょう。

 なお、公立、株式会社、社会福祉法人運営の違いについては、「保育園は株式会社の経営がいいって本当? 公営、株式、社福を徹底比較」でまとめていますので、こちらも参考にしてください。

これだけは必ずチェックすべき「保育園見学3つのポイント」とは?

 保育園見学といっても、保育園に行くのは何十年振りだし、何を見ていいのやら?という方も多いのではないでしょうか。保育の専門家からすると、見学のポイントはたくさんあると思うのですが、ここでは、私の保育園経験の中から、これだけはチェックしてほしいという3点をまとめました。

1.子どもたち、保育士が楽しそうにしているかどうか。ポイントは2歳児クラス

 やはり一番大切なのは、子どもたちと保育士の関係だと思います。0歳児クラスを見学する時は、保育士の赤ちゃんへの声かけや遊びの様子をみてみるといいでしょう。赤ちゃんはもちろん、保育士にも笑顔がたくさんあると、安心するものです。

 0歳児クラス入園希望の場合、そのクラスしか見学させてくれない場合もあるようですが、2歳児クラスも見学させてもらうといいでしょう。というのも、2歳児は「魔の2歳児」と言われるほど大変な時期。泣いている子供や何かを要求している子など、この時期の子供たちに対する保育士の言葉遣いや接し方を見れば、その保育園の“保育の質”もみえてくると思います。また、保育士の人数をチェックして、不足していないかも確認しておくといいでしょう。

(参考)「認可・認証保育園」の保育士の最低基準

子どもの年齢 保育士の配置人数

0歳児

おおむね3人に保育士1人

1、2歳児

おおむね6人に保育士1人

3歳児

おおむね20人に保育士1人

4、5歳児

おおむね30人に保育士1人

2.清潔感、整理整頓がされているかは、階段と職員室(事務室)をチェック

 小さな子供を預ける保育園は、清潔を保っているのは当たり前のこと。清潔でないと、感染症などを引き起こす原因にもなってしまうからです。免疫のできていない子供は、毛じらみ、水イボ、手足口病など様々な感染症にかかりやすいものです。

 園舎が新しいと、一見、清潔そうに見えるのですが、実は以外と清掃が行き届いていない場合も……。清掃がしっかりできているかを見極めるには、階段(備わっている場合)を確認してみてください。階段の隅に埃がたまっていれば、隅々まで清掃が行き届いていない可能性があるでしょう。

 また、できれば職員室の様子もチラッとのぞいてみてください。書類が山積みになっていたり、デスクの上が散乱していると、保育室の掃除や整理整頓にそれほど気を配っていない場合も多いでしょうし、個人情報などの管理もずさんかもしれません。

3.「連絡帳」があるかどうか。3歳児クラス以降の「掲示板」も確認

 見学の際、職員に確認してほしいのが「連絡帳」があるかどうかです。保育園での1日の様子は、お迎えの時に伝えてはくれるのですが、個別の連絡帳があると、より子供の様子や保育の内容がわかるからです。また、連絡帳があると、子供、先生、保護者をつなぐ架け橋となり、連絡帳を読むのが日々の楽しみになったりするものです。

 ただし、連絡帳の中身は、保育園によってさまざま。すごく詳細に記してくれる保育園もあれば、たった2~3行、出来事のみを記しているところもあるようです。そのため、見学時には、実際に連絡帳をみせてもらったり、どういったことを記しているのかも聞いてみるといいでしょう。

 また、私の経験から、連絡帳を詳細に書いてくれるかどうかは、クラス別の「掲示板」が参考になると思います。3歳児以降のクラスになると、1日の様子は連絡帳を使わず、クラス別の掲示板に全体の様子を記すことが多いものです。この掲示板に、子供たちの様子や職員が感じたことなどを詳細に記している保育園は、比較的個別の連絡帳も丁寧に記してくれるといえるでしょう。掲示板は園舎の出入口や、各クラスの前にあるので、見学の際にチェックしてみてください。なお、近頃は、連絡帳がない場合でも、スマホのアプリで代用している保育園もあるようなので、確認してみてくださいね。

保育園見学を体験すると子育ての指針が見えてくる

 実際に私は、妊娠中の9月頃、公立と私立を合わせ3つ保育園を見学しました。公立の保育園は、とにかくアットフォームな雰囲気で、自然に触れる保育をしていること、社会福祉法人運営の私立保育園は食育に力を入れていること、0~2歳児をメインとした私立保育園(社会福祉法人運営)は、SIDS(乳幼児突然死症候群)対策や離乳食など、赤ちゃんへの対応のよさが抜群だということを実感しました。これらの情報は、ホームページを見るだけでわかるかもしれません。しかし、実際に保育園を見学し、職員から話を聞いたことで、我が子をどういった環境に預け、育てていきたいのかも明確になりました。ちなみに、保育園見学が功を奏したのかはわかりませんが、第一希望の保育園に入ることができました。

 私は認可保育園限定で見学しましたが、時間があるなら、認証保育園も一度見学してみるといいと思います。保活中は、どうしても認可保育園優先で考えてしまいますが、「証保育園が認可保育園よりも満足度が高かった!!」という結果もでているからです。

 このサイトでは、「保護者の評判が高い保育園ランキング(東京)」を掲載していますが、ランキング情報だけに頼るのでなく、保育園見学に行って、園の様子や保育内容を自分の目で見て確かめる事も、重要ではないでしょうか。

(参考になる記事)
「ハズレ保育園」は先生の入れ替わりが激しい? 保育園選びで失敗しないために、「4つの特徴」を知っておこう

山本初美
東京都内在住のフリーライター&エディター。0歳児から息子を保育園に預け、転園、民営化などで3つの保育園を経験。保育士、保育園に興味を持ち、保育園で働いた経験も。小規模保育園などで活かせる「東京都子育て支援員」でもある。