初心者のための、「よい保育園の選び方8カ条」とは?

初心者のための、「よい保育園の選び方8カ条」とは?

 
 よい保育園を選ぶにはどうすればいいのか悩んでいる人が多いので、初心者向けに「よい保育園を選ぶための8か条」をまとめてみました。愛くるしく大切なわが子を人に預けるのですから、安心して子供を預けられる保育園に預けたいですね。保育園選びはこれから説明する8カ条を最低限抑えることが大切です。

第1条 情報収集をしよう

 保育園の情報を集めるには、まず自分の使えるツールを最大限に利用して視野を広げることが大切です。多くの人は、「家や職場の近くにある施設にとりあえず入れる」ことばかりを考えがちですが、それだけでは後で後悔する危険があります。「我が子を入れてみたら、先生が信頼できない保育園なので、早く転園したい」という声はあちこちで聞きます。

 ではどうやって情報を集めればよいのでしょうか。

 保育というのは国や市町村などの行政が行っている福祉サービスです。なので、何もわからなくてもいいので、まず市役所などの役所へ行きましょう。そして、窓口で「子どもを預けたいので、どうすればよいでしょうか。」と聞いてください。日本では行政の福祉というのは教えてほしいと聞くだけで得する情報を余すことなく教えてくれます。ネットで調べるのもいいですが、直接、役所に行くのもオススメです。自治体の職員は、その分野の専門家ですし、その自治体ならではの情報も得られます。

 役所では、「どのような保育園があるか」「どのような手当てがつくか」「我が子が認可保育園に入れる可能性はどのくらいか」などの情報が得られます。

 次に、より選択肢を広げるために「認可外保育園」を調べてみましょう。「認可街保育園」と言っても、東京都独自の制度である「認証保育園」や、各市区町村が独自に用意した公的な保育施設、完全に民間が運営している施設などがあります。ネットでも井戸端会議でも方法はたくさんあると思います。認可保育園が入れなかったり、入った保育園がどうしても自分の求めていたものと違ったりしたときに、違う選択肢になります。

 最後にそれぞれの保育園や保育制度のどれが自分に合うものになるかを検討してみましょう。入れる可能性だけでなく、立地、園のコンセプト、保育料などで順序付けしてもいいかもしれません。

第2条 見学に行こう

 第1条で事前に調べた情報の答え合わせをする必要があります。百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、保育園の周りの環境が思っていたのと違っていたり、保育園の手入れが行き届いてなかったり、イメージを覆されてしまうことは起りえます。子どもが入園してから思っていたのと違ったと後悔しても遅いのです。実際の保育園の空気を自分の肌で感じてから決めることが重要です。

 「でも何を見ればいいの?」という方は、次の第3条以降を参考にしましょう。

(参考になる記事)
保育園見学は絶対必要!経験からわかった見学のポイントとは?

第3条 その園の方針や保育の方法を聞いてみよう

 保育園のスタッフは保育士になるために保育園の運営方針に当たる「保育園保育指針」を勉強します。これには保育園が求められていること、保育士が求められていることが書かれています。しかし、ここに書かれていることは保育園に求められる最低限のルールです。それぞれの園はこの指針に独自の色を付けくわえます。それが園の方針になります。

 保育指針には、「乳幼児を(中略)健康・安全で安定感をもって活動できるように養護するとともに、その心身を健全に発達させるように教育すること」とあります。つまり「養護すること」、「教育すること」の2つの側面があるのです。どちらに重点を置くのか、そのためにどんな保育環境を整えているのか、あなたの求めている保育とマッチしているかどうか、などについて、園のスタッフや責任者に聞いてみましょう。

第4条 見た目だけでは決めない

 見学に行った時に大事なのは、見た目だけにとらわれないことです。建物や、方針、売り文句はその園の魅力の一部ですが、重要なのはそれだけでしょうか。方針や売り文句が耳触りが良いものであればあるほど、その売り文句に沿った内容があるのか確認することが大切です。

 例えば、「食育に力を入れています」という売り文句はよくみますが、具体的にはどんな食材を使っているのか、子供達に調理のお手伝いをさせるのかなど、具体的な内容を聞いてみましょう。

 また、何と言っても気になるのが安全対策です。エントランスにきちんと鍵がかかるのかを見ましょう。また、保育園内に子供が怪我をしそうな危険箇所がないかもチェックしたいところです。新生児の場合は、定期的に子供の呼吸をチェックしているかも聞きましょう。

 こうした情報は、東京都の保育園で「第三者評価」を受けている保育園であれば、その中にも記載されています。保育園自身が書いたものではなく、第三者評価機関が「安全性」「サービス力」「要望への対応力」などを調査・評価しているものなので大変参考になります。お目当の保育園が決まったら、東京都が発表している「東京都福祉サービス第三者評価」のページから検索してみましょう。

第5条 部屋の奥まで入ろう

 自分たちの行っている保育に自信を持っている園は堂々と園の中まで見せてくれます。もちろんお昼寝中など、時と場合で子どもたちに影響が出たりするといった関係で都合がつかないこともあるでしょうが、その時もしっかりとした説明が受けられるはずです。

 子供の居室はもちろんですが、トイレ(子供、職員)、調理室、職員室、園庭なども可能な限り見せてもらいましょう。

 奥まで入りたいという依頼に対し、理由もなく拒否される場合は何らかしら見せたくないものがあるのかもしれません。

第6条 園の子ども達の様子をみよう

 園の中まで入ったら、まず子どもたちの様子を見てみましょう。子どもたちはどんな行動や表情をしていますか? 喧嘩をしている子供やダメなことをした子供たちに対して、保育士はどんな説得の仕方、叱り方をしていますか?

 また、子供たちが安心して活動できる広さはあるでしょうか。狭すぎる保育園はどうしても子供のストレスがたまりやすく、子供同士のトラブルも多くなりがちです。

 自分の子供を安心して預けられるような園かどうかをチェックしましょう。

第7条 保育を行う人をチェックしよう

 保育を行っている人は保育士の免許を持っているでしょうか。保育士の免許は専門の短大や大学を出て取得する必要があります。第三条でも書きましたが、保育士は、「適切な環境の元で、養護すること、教育すること」を求められます。この仕事に従事するに十分な技術を持った保育士であることが求められるのです。

 また、頻繁に保育士が辞めて、新しい保育士がやってくる保育園もなんらかのトラブルを抱えている可能性があるので、直近1年間で何人の先生が退職したのかも聞いてみましょう。

(参考になる記事)
「ハズレ保育園」は先生の入れ替わりが激しい? 保育園選びで失敗しないために、「4つの特徴」を知っておこう

なお、認可保育園、認証保育園における、保育士の最低基準は以下の通りです。この最低基準をきちんとクリアするだけでなく、朝や夕方など、どうしても職員数が手薄になりがちな時間帯はどう運営しているのかも聞いておきたいところです。

(参考)「認可・認証保育園」の保育士の最低基準

子どもの年齢 保育士の配置人数

0歳児

おおむね3人に保育士1人

1、2歳児

おおむね6人に保育士1人

3歳児

おおむね20人に保育士1人

4、5歳児

おおむね30人に保育士1人

第8条 園との連絡体制をチェック

 保育園からは、どんな連絡・報告が、どんな形(連絡帳、口頭)であるのかを確認しましょう。日常使っている連絡帳などを見せてもらってもいいですね。子供が怪我をした、熱を出した時にはどんな連絡体制を取っているのかも聞いてもいいでしょう。

 子供の保育は結局、親が最大限の責任を持って行うことが重要です。保育園は、あくまで親が保育をできない時間のサポートです。ですので、自分の子供の情報を園に伝え、園で適切な保育が行えるように協力することが重要です。

 一方で、保育園からはその間にあった出来事などの報告をしっかりと受け、子供が家に帰ってからも保育に切れ目のないようにすることが大切です。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。大切な我が子を預けるために、ちょっと頑張って8カ条をチェックし、気持ちよく子供を送り出せることができるといいですね。

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