転職するなら、「大規模保育園」と「小規模保育園」のどちらが働きやすい?

転職するなら、「大規模保育園」と「小規模保育園」のどちらが働きやすい?

 保育園へ就職や転職をする際、保育園の規模を気にする人が多いと思います。そこで、大規模保育園と小規模保育園について、「働きやすさの違い」や「メリット・デメリット」について比べてみました。両者の保育園で働いた経験を持つ現役保育士に聞いた体験談も、ぜひ参考にしてください。

大規模保育園で働けば、様々な年齢の子供たちと関われる

一般的に大規模保育園と言われる園では、0歳から就学前までの子供を対象に、100人以上の子供を預かっています。中には200人を超える子供が在籍している保育園もあり、保育士や職員の人数が多いのも特徴です。

では、こうした大規模保育園で働くメリット・デメリットは何でしょうか。

《メリット》
・様々な年齢の子供たちと関われる
・いろいろなタイプの保育士と出会える
・ベテランの保育士がいるので、勉強になる
・イベントが多く、体を思い切り動かして働ける
・シフトの調整がしやすく、休みもとりやすい

《デメリット》
・希望する年齢以外の子供を担当することもある
・いろいろな先生がいて、人間関係が複雑になることも
・運動会などの行事が多く、体力がないと大変
・行事の準備や日々の業務が多い場合がある

 大規模保育園は、園長の他に、主任クラスが数名おり、その下に保育士がいるという職員配置担っていることが多いでしょう。主任クラスはベテランの保育士が担当しているため、保育士としてキャリ話を積むのであれば、こうしたベテランの保育士の持っているノウハウなどが参考になるでしょう。

 また、保育園の運営方針や仕事の手順が固まっており、比較的安定した運営が行われています。

 現役保育士でベテランのAさんは、大規模保育園について以下のように説明します。

 「大規模保育園の一番のよさは、やはり様々な年齢の子供たちと接することができることです。保育士としての楽しみはやはり子供と接することができる事ですが、大規模保育園なら乳児が子供へと育っていく過程が見られます。特に運動会、発表会などのイベントは、子供たちが一皮むけて大きく成長する姿を見られるので毎回、感動してしまいます」

 多数の子供に触れられる大規模園ならではの働きがいがあるのです。

 大規模保育園は、大勢の子供を保育する分、どうしても日々の業務が多くなってしまったり、残業になることもあったりするかもしれません。

 しかし、たくさんの子供を保育し、さまざまな保育士と関わることで、保育士としてのキャリアアップにはプラスになる面もあるといえるでしょう。

小規模保育園では、一人ひとりをじっくり保育できる

一方、近年増えているのが小規模保育園です。2015年に新たに始まった子ども・子育て支援新制度の一つで、小規模保育園(認可)の定員は6名から19名以下、0歳から3歳未満が対象と決められています。全国に数千か所開設されました。

では、小規模保育園で働くメリット・デメリットは何でしょうか。

《メリット》
・一人ひとりの子供をじっくり保育できる
・行事が少ない
・体を思い切り使う活動が少なく、体力的にラク
・意見やアイデアを取り入れてくれやすい
・保育士の資格がない人でも働ける施設がある

《デメリット》
・保育士や職員の人数が少ないので、人間関係のトラブルが起きやすい
・高い知識やスキルが求められる
・施設が狭く、園庭がないことが多いので、いつも工夫が必要
・精力的に働きたい場合は、物足りなさを感じることも

 小規模保育園は、子どもの人数が少ないだけに保育士の人数も多くはありません。その点、信頼関係も築きやすく、意見もいいやすい環境といえるでしょう。

 反面、気が合う先生がいなかったり、ちょっとした行き違いからトラブルが起きたりしてしまうと、女性ばかりの職場ゆえ、一気に働きづらい環境になってしまうこともあるようです。

 また、比較的新しい園が多いため、若い先生が多いのが特徴です。ベテランが少ない場合は、日々の運営が大変かもしれません。

 これまで複数の小規模保育園で働いた経験がある保育士Bさんは、小規模保育園での働きがいについて次のように話しています。

 「子どもの人数が少ないと、しっかりと目が行き届き、保育がしやすいものです。すぐに全員の子供の名前を覚えることもできますからね。何より、0歳から2歳の子たちは、一緒にいるだけで癒されるものです。子育てを経験した後の就職や転職なら、よりやりがいを感じることが多いと思います」

 確かに子育て後の再就職には、小規模保育はちょうどいいかもしれません。保育園での経験と、実際の育児の経験を活かせる職場ですので、「保育園で働くのであれば、なるべく小規模保育園」(Bさん)という人も多いようです。

保護者との対応は、園の規模に関係ない

 なお、多くの保育士は、「保護者への対応が大変」とも言います。保護者への対応は、大規模保育園と小規模保育園で、違いがあるのでしょうか。

 結論から言えば、保護者との関係性は、「園の規模」よりも「各園の方針」によって違うといえます。

 その各園の方針は、保育士と保護者が深く関わる“お迎え時”の、対応をみればよくわかると、先ほどの保育士Aさんは言います。

 「保護者の行列ができても、その日の子供の様子をきちんと伝えてから返すという保育園もあれば、保育士の人数が潤っていても、活動の様子はボードに書いたもので伝え、話がある時だけ保育士を呼んでくださいというスタンスの園もありますね」

 ただし、小規模保育園は、保護者の名前や顔も覚えてしまうので、自然と会話をすることは多くなるので、どうしても密接な関係になります。

 また、大規模保育園、小規模保育園に関わらず、0歳から2歳児クラスを担当した場合は、お迎え時に直接子供を保護者に手渡し、会話をすることから、自然と保護者との関わりは密になるといえるでしょう。

保育園選びに失敗しないために、転職・就職前に園見学を!

 大規模保育園と小規模保育園、どちらの保育園で働くのが自分に合っているかを知るためには、就職・転職をする前に、園見学に行ってみるといいでしょう。園見学は、実習とは異なり、1日保育園を見学させてくれるというものです。最近は、求人票や募集要項に「見学OK」と記載しているケースがあります。また求人票に書いてなくても、興味のある保育園に電話をして、その園で働いてみたいという意思と身分を伝えれば、たいての保育園は応じてくれるものです。

園見学の際は、下記の項目をチェックしてみてください。

・子供が楽しそうにしているか
・保育士が楽しそうにしているか
・保育士の声の大きさは適切か(必要以上に大声を張りあげて叱っていないか)
・求職標清掃がきちんと行われているか
・安全面はしっかりしているか
・どんなおもちゃが揃っているか

 上記の点を確認しながら、その園が自分にとって働きやすいかを考えてみるといいでしょう。

 ちなみに現役保育士Aさんは、園見学をする際に以下の内容を気にかけると言います。

 「園見学をする時に一番重要視しているのは、清掃が行き届いているかどうかです。ゴミが落ちているような園では、子供に対しても雑な対応をしている場合があるからです。また、物やおもちゃの配置など、安全面がしっかりしているかも確認しますね。0歳児の部屋には、口に入れても害のないおもちゃがたくさん置いてあると、よりいいなと思います」

 なお、派遣会社などを利用して保育園への就職・転職活動をしているのであれば、園見学の方法について一度、相談してみるといいでしょう。

 いかがでしたか。今回紹介した、大規模保育園、小規模保育園のメリットやデメリットも参考に、やりがいを感じて働ける保育園を見つけてください。

転職サイトは複数登録すべき

 それでは、実際に転職を考える際は、まず何をすればいいでしょうか。最初に取り組むべきなのが、「転職サイト」に登録することです。主要な転職サイトであれば、一人一人の保育士にコンサルタントがついてくれ、希望に沿った保育園を紹介してくれます。保育園の様子や勤務実態についても、転職サイトを通じてヒアリングできるのでぜひ登録したいものです。

 それも1つの転職サイトだけでなく、複数のサイトに登録するのがオススメです。下記の「主要な保育園転職サイトを比較」を見ればわかるように、登録している保育園数には差があり、1つのサイトに登録しているるだけでは、現在募集中の保育園全ての情報を見ることができないからです。また、サイトによって得意な地域、苦手な地域があったりするので、複数のサイトに登録すれば、最適な保育園に出会える確率が高まります。

 なお、ハローワークでも転職・就職情報を見ることができますが、登録している件数が少ないので、これだけで転職活動をすることはお勧めしません。

 転職を考えるのなら、複数の保育士転職サイトに登録して、転職先を探してみるのがいいでしょう。

「求人数はどこが多い?」保育士転職サイトを比較(首都圏)

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