保育園で保育士の私にパワハラ、セクハラがあったらどうする?

保育園で保育士の私にパワハラ、セクハラがあったらどうする?

 上下関係がはっきりとしがちな保育園という職場では、保育士はパワハラ、セクハラなどの被害に遭ってしまうこともあります。そこで現役保育士の体験談とともに、実際にあった事例と、対処法についてまとめました。

園長からの嫌がらせで、体調を崩したAさん

 保育園での保育士の人間関係は、実際に入職してみないとわからないものです。保育園はすごく狭い世界であり、また各保育園で独自のルールやしきたりがあります。ワンマン園長が、傍若無人に振る舞っていることもあります。女性が中心の職場ということもあり、人間関係のトラブルは起こりやすいものです。

 転職前は、綺麗な施設、おしゃれなホームページなどに期待していた元保育士のAさん。しかし入職前に知ることができる情報は、表面的なものだということに、「入職2ヶ月後に気づいた」と話します。

 「私たちの同期は、わりと自己主張が強い保育士たちがまっていて、保護者の方からは、『今年入社の先生たちは、元気でいいね』なんて言われていたのです、が……」(Aさん)

 そんなAさんたちに不穏な目を向けていたのが、なんと園長だったのです。

「園長は、比較的従順な先輩たちがお気に入りで、わたしたちが目立っていたのが気に食わず、徐々に嫌われるようになっていったのです」

 具体的には、「強い口調で責められる」など、あからさまな行動が目立ったそうです。

 「きっと、どんな職場にも、こういったことはあるはず。しょうがない」と言い聞かせていましたが、ストレスが体に現れてしまいました。

 「具合が悪くなり、体重が減り始めました。そんな自分を客観的にみて、『さすがに、体を壊すほど我慢することではない』と思い、『今年で辞めよう!』と、決めたんです」(Aさん)

 そう決意すると、割り切ることができたのか、園長の言動を受け流すことができるようなったといいます。Aさんは決意から1年経った2年目の年度末、無事、退職できたそうです。

先輩保育士から「後輩が掃除をすべき」と言われたBさん

 保育士のBさんは新卒で入社して数カ月後、年度途中で系列園から異動してきた、年上の先輩に、「いじめられました」と、振り返ります。

 「他の保育士に私の悪口を言っていたり、ことあるごとにねちねちと叱れたり。園長に相談しても、『先輩なんだから、しょうがないじゃない』でおわり。対処してくれないんだと、思い知らされました」(Bさん)

 当初は辛かったというBさんですが、しかしあるときから、「いじめではなく、指導では?」と思い始めたといいます。

「その園は、大規模保育園でした。そんな中で新卒の私はいっぱいいっぱいで、先輩のあたりの強さが、いじめだと思ってしまったんですよね」(Bさん)

 書類の書き方や、子どもや保護者への対応など、とにかくいつも厳しく言われたけれど、それが指導だとわかったのは、他園に転職してからだったといいます。

「転職先の園で、他の保育士よりも自分がいろいろとできることがわかったんです。ああ、先輩が厳しく言ってくれたおかげだったからか、と」(Bさん)

 ただ、やっぱり納得がいかないことも。

「先輩が掃除をしていたら、『後輩のあなたが、“私が代わりに掃除します!”って言わないのはおかしいでしょ? 普通言うよね?』って、ぐちぐち言っていたのは、今でも『あれはどうかなあ』と思いますけどね(笑)」(Bさん)

 いじめか、指導か…。その線引きは難しいかもしれませんが、Bさんの場合は、自分のためになっている面もあることに気づいたことで、前向きになれたのです。

思い切って、長期休暇を取ったCさん

 保育士のCさんは、入職後、園の職員から、こんなことを言われたそうです。

「あなたの家の家賃補助が一番高いのだから、たくさん働いてもらわないとね」

 その他にも、ネチネチと服装や立ち振る舞いについて、嫌味を言われました。 この職員、実は園長の親戚という人物でした。それで、大きな態度をとっていたのです。

 園長でもない人にこんな嫌味言われるというパワハラを受け続けた結果、体調が悪くなり、保育園で務めるのが嫌になったCさん。

「結局、園長に直談判して、体調が悪いからと、数週間休ませてもらいました。リフレッシュできたことで、保育園にも無事復帰できました」

 一度、体を壊してしまうと、なかなか復帰できませんし、退職に追い込まれてしまうこともあります。大きなストレスを感じたら、思い切って休むことも選択肢の一つでしょう。

まとめ
パワハラ・セクハラの対処法とは?

 パワハラ・セクハラに対し、真っ向から立ち向かうことは難しいかと思います。経験者たちは、以下のように対応しています。

・信用できる園長なら、直訴する ・「もうすぐ辞めるし」と、受け流す ・思い切って長期休暇を取る ・転職する

 保育園は規模が小さいところが多く、セクハラ・パワハラに対する研修がなかったり、問題が起こった時の対応策が決められていなかったりするところが多いのが現実です。  それだけに保育士個人が臨機応変に対処するケースが多くなってしまいます。

 今回紹介した事例はみなさん、自分なりに乗り切ることができたようですが、くれぐれも自分の中に溜め込み過ぎず、対応をしたほうがいいでしょう。 今回の事例を、パワハラ等に遭ったときの参考にしてもらえればと思います。

転職サイトは複数登録すべき

 それでは、実際に転職を考える際は、まず何をすればいいでしょうか。最初に取り組むべきなのが、「転職サイト」に登録することです。主要な転職サイトであれば、一人一人の保育士にコンサルタントがついてくれ、希望に沿った保育園を紹介してくれます。保育園の様子や勤務実態についても、転職サイトを通じてヒアリングできるのでぜひ登録したいものです。

 それも1つの転職サイトだけでなく、複数のサイトに登録するのがオススメです。下記の「主要な保育園転職サイトを比較」を見ればわかるように、登録している保育園数には差があり、1つのサイトに登録しているるだけでは、現在募集中の保育園全ての情報を見ることができないからです。また、サイトによって得意な地域、苦手な地域があったりするので、複数のサイトに登録すれば、最適な保育園に出会える確率が高まります。

 なお、ハローワークでも転職・就職情報を見ることができますが、登録している件数が少ないので、これだけで転職活動をすることはお勧めしません。

 転職を考えるのなら、複数の保育士転職サイトに登録して、転職先を探してみるのがいいでしょう。

                             

「求人数はどこが多い?」保育士転職サイトを比較(首都圏)

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